『ザ・スクエア 思いやりの聖域』

 『ザ・スクエア 思いやりの聖域』は第70回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝き、2018年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた映画です。今更ながらNetflixで鑑賞しました。

 

ストーリー

クリスティアンは現代美術館のキュレーター。洗練されたファッションに身を包み、バツイチだが2人の愛すべき娘を持ち、そのキャリアは順風満帆のように見えた。彼は次の展覧会で「ザ・スクエア」という地面に正方形を描いた作品を展示とすると発表する。その中では「すべての人が公平に扱われる」という「思いやりの聖域」をテーマにした参加型アートで、現代社会に蔓延るエゴイズムや貧富の格差に一石を投じる狙いがあった。だが、ある日、携帯と財布を盗まれたことに対して彼がとった行動は、同僚や友人、果ては子供たちをも裏切るものだった―。